菅原小春の名言から最頻出単語make をマスターする

dance

指一本でダンスになる(訳:you’ll make a dance with one finger) / 表現者、菅原小春の神ことば

指に命を注いだら、指一本でダンスになる。

菅原 小春

When you put your soul on your fingers, you’ll make a dance with one finger.

–  Koharu Sugawara –

菅原 小春とは

幼少期にダンスを始め、中高生の時に数々の有名ダンスコンテストで優勝。2010 年に渡米、海外でも独自のダンススタイルが高く評価される。少女時代、TAEMIN、2NE1などの振り付け、RIHANNA、安室奈美恵らのダンサーも務めた経験を持つ。現在は世界中を飛びまわり、ワークショップやショーを行う傍ら、TVCM、ラジオ、雑誌などにも登場し多方面で活躍中。

「ザ テレビジョン」から引用:菅原小春(すがわらこはる)

国内外で独自のダンススタイルが高く評価されている菅原小春。NHKドラマ「いだてん」では日本人女性初のオリンピック選手、人見絹枝役を演じました。「人見の魂を現世に蘇らせた」ともいわれたほどの熱演でしたが、これも常にダンスに魂を込めている彼女の生き様からくるものでしょうか。

便利な単語 make

makeの持つイメージ

前に記載したことの復習になりますが、make の持つ基本的なイメージは「粘土をコネるようにして、あるものを別の形や状態にする」。ここから、「作る」「~になる」などと訳されます。

過去記事参考にしてください。

名言から学ぶ英語:マイケルジョーダンの名言からmakeを学ぶ
Make it happen.  (訳:実現させよう)/ マイケルジョーダンの本気度 Some people want it to happen, some wish it would happen, others make ...

 

make sense で「意味をなす、筋が通っている、つじつまがあう、わかる」という意味で使われます。

makeを使ったスマートな聞き方

「自分の言ったことがちゃんと相手に伝わっているか」心配になるときありますよね。理解してもらっているかどうかを確認するとき、

Do you understand?   「あなた、わかってますか?」と、よく言いますね。

これは間違いではありませんが、少し失礼に聞こえる場合もあります。you(相手)を主語にしていますので、「あなた(相手)は私のいっていることを理解できているの?」 と相手の理解度を問い詰めているようにも聞こえます。

こんなとき、make を使ってスマートに聞くことができます。

Am I making sense?  「私(の言っていること)は、意味をなしていますか?」

( Does it ) make sense? 「私の伝えたいこと(意図)がわかってもらえますか」など。

主語を「私(話し手)」または「(私がいっている)こと」にすることで、「自分が」理解される言い方をしているかどうかにフォーカスしています。

You’ll make a dance の発音

You’ll make a dance.  は 「ユーウォ メイクァ デェアンス」と発音されます。以下に詳しく説明します。

l の発音には2種類ある

you’ll の l の発音 [ l ] は、「ル」と発音せず「ウォ」という曖昧な発音になります。

you’llは「ユーウォ」です。

life「ライフ」やlift「リフト」のように、[l]の次に母音(この場合、life の[ ai ]、lift の[ i ])が続くときの[l]は、舌を上歯の裏につけて日本語のラ行のようにはっきりと発音します。

一方[l]の次に母音が続かない場合、例えばyou’ll All のように[l]の音で終わる場合や、selfのように[l]の後に子音(この場合[ f ])が続く場合、[l]は日本語のラ行のようにはっきりと発音されません。舌先を上歯の後ろに近づけ、舌の後ろ部分を少し持ち上げ、舌の両脇から息を出す感じです。 それぞれ you’ll 「ユーウォ」、 All「オー」、self「セフ」のように聞こえます。

make a は「メイクァ」、dance は 「デェアンス」

make a  は、k の音と a の音をつなげて「メイクァ」です。音がつながることをリエゾンといいます。

過去記事も参考にしてください。

名言から学ぶ英語:マイケルジョーダンの名言からmakeを学ぶ
Make it happen.  (訳:実現させよう)/ マイケルジョーダンの本気度 Some people want it to happen, some wish it would happen, others make ...

 

dance の  a は発音記号[æ]、「ア」ではなく「ア」と「エ」の中間の音です。「デェアンス」という感じです。

You’ll make a dance. 「ユーウォ メイクァ デェアンス」

これで、You’ll make a dance. は 「ユーウォ メイクァ デェアンス」になります。ネイティブはこのように発音します。私たち日本人が必ずしもこのように発音しなければならないということはないですが、自分が発音できるようになると、ネイティブの発音も分かるようになります。ぜひ練習してみてください。

postscript

菅原小春さんは「指一本でダンスになる」どころか、インタビューに応えるかたちで次のようにも言っています。

「踊れない身体になったとしても、表現することはできます。だから、(踊るということが)なくなることはない。それがダンスのいいところだなと思いますね。ダンスから学んだものは、ハートの面だったり、音楽だったり、たくさんあります。もし動くことを奪われたとしても、ダンスはダンスなので。」

まさに表現者ですね(ご本人は表現者と呼ばれようが、踊る人って言われようがどうでもいいっておっしゃってますが・・)。

 

日本英会話普及協会(JEEPA) https://jeepa.jp/ で木曜日のブログを担当しています。よろしかったらこちらにも遊びにきてください。

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