Dance for yourself. (訳:自分のために踊るんだ)/ 偉大なコリオグラファーのクールな言葉
Dance for yourself.
If someone understands, good.
If not, no matter.
– Louis Horst –
自分自身のために踊ろう。
誰かが理解してくれたらOK、もし理解してくれないときは、関係ない。
ルイ・ホルスト
ルイ・ホルストとは
ルイスホルスト (1884年1月12日、ミズーリ州カンザスシティ生まれ – 1964年1月23日、 ニューヨークシティで死去)は、 振付家 、 作曲家 、ピアニストでした。 彼は、モダンダンスの振り付けテクニックの原則、特に既存の音楽構造と振り付けのマッチング、およびダンススコアのための現代音楽の使用の定義を支援しました。
音楽家でもあり、モダンダンスの振付師としても活躍したルイ・ホルスト。冒頭の画像とはダンスのジャンルは異なりますが、芸術家として共通のものを感じます。
no matter と no problem の違い
例えば、あなたが怪我をしたとしましょう。
心配してくれる人に対して、あなたの返事が、
No problem. なら、問題ない。
「たいした怪我じゃない。大丈夫だよっ!」って感じ。
No matter. は、関係ない。
怪我なんか重要なことじゃない。「そんなの知るか」って感じです。小島よしおのギャグ「そんなのカンケーない!」ってイメージ。
ホルストは No matter. って言ってるんですね。強いなぁ。
場合によっては、あまり適切な答えではないかもしれませんが(^_^;)
No の発音を徹底的に練習
実は、No は日本人が最も間違えやすい発音のひとつです。
間違えやすい o の発音
no の o [ou] の部分は、o を強く長めに、u は最後に添えるような感じで弱く短く発音します。「オゥ」です。「オー」と伸ばさないでください。太字の「ノ」は強く言ってください。
同様に、no [nóu] は「ノゥ」です。「ノー」ではありません。
実は、私たちが何気なく「オー」と発音している単語は、けっこう「オゥ」と発音するものがあります。次に例をあげます。良く知っている単語もある思いますが、全て「オゥ」です。
(カタカナ表記の中のtやdはその後ろに母音を入れないように注意して発音してください。)
boat [bóut] 「ブオゥt」: 船、ボート / bought [bɔ́ːt ]「ボーt」:buy (買う の過去・過去分詞形)と区別してください。
cold [kóuld]「コオゥd」:風邪、寒い / called [kɔ́ːld] 「コーゥd」: call (大声で言う[呼ぶ]、叫ぶ) の過去・過去分詞形)と区別してください。
go [góu] 「グオゥ」、most [móust] 「ムオゥスt」、oh [óu] 「オゥ」、ohonly [óunli] 「オゥンリィ」、over [óuver] 「オゥヴァ」などです。
go shopping は 「ゴー・ショッピング 」ではなく 「ゴゥ・ショッピング」。
only you は「オーンリー・ユー」ではなく 「 オゥンリィ・ユー」。
Oh,no. は 「オー・ノー」ではなく「オゥ・ノゥ」です。
新型コロナウィルス報道からも発音チェック
新型コロナの報道で、爆発的に患者が急増する意味で使われている「オーバー・シュート」は「オゥヴァ・シューt」( overshoot は「度を越す」「行き過ぎる」という意味)。
ソーシャル・ディスタンス(social distance : 社会的距離)は「ソゥショゥ・ディスtンス」 ですね。
postscript
ルイ・ホルストは表記の言葉に続けて、自分の興味があることを興味を失うまでやれ、とも言っています。つまり「他人に理解されようがされまいが、自分がどうしたいかに価値をおけ。」ということですね。
あなたは何に価値を感じますか。心が惹かれることをやり切りたいものですね。
日本英会話普及協会(JEEPA) https://jeepa.jp/ で木曜日のブログを担当しています。よろしかったらこちらにも遊びにきてください。